企業の災害対策の備えとしてまずは保存水から
- 貴紀 伊藤
- 9月30日
- 読了時間: 2分

なぜ「水」から始めるべきなのか
災害時に最も早く、そして最も確実に不足するのが「飲料水」です。
人間が生きるために欠かせないのは食料よりもまず水。成人であれば1日3リットル程度が目安とされ、災害時には最低3日分、可能なら7日分の備蓄が推奨されています。企業として従業員を守るには、まず保存水の確保が第一歩となります。
保存水の種類と選び方
長期保存水(5年〜10年):
管理の手間が少なく、大規模備蓄に向いている
ペットボトル飲料水(2〜3年):
入れ替えやすく、日常利用のローリングストックに向いている
用途別の備え:
飲用以外にも手洗いや簡易調理に使える水も考慮すると安心
企業規模や保管スペースに応じて、最適な組み合わせを検討するのがポイントです。
よくある課題:保管と管理
保存水を導入しても、
「気づけば賞味期限切れ」
「どこにどれだけあるか不明」
「社員が存在を知らない」
といった問題が起きがちです。せっかく備えても機能しなければ意味がありません。
効果的な運用の工夫
期限管理を仕組み化:リスト化やシートで賞味期限をチェック
ローリングストック:日常的に消費しながら新しいものに入れ替える
保管場所の明確化:社員全員が把握できるようマップや表示を設置
こうした工夫により、「備えて終わり」ではなく「使える備蓄」となります。
まとめ:小さな一歩が企業を守る
災害対策は「何から始めるか」が難しい課題ですが、最初の一歩として保存水を備えることは、コストも管理も比較的取り組みやすい選択肢です。 まずは社員数に見合った保存水を準備し、そこから食料や衛生用品などに備えを広げていくことが、企業の安心と信頼を築く基盤になります。
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