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物流業務の委託先、どこまで“編集力”ありますか?

  • 執筆者の写真: 貴紀 伊藤
    貴紀 伊藤
  • 11 分前
  • 読了時間: 3分

物流業務編集の可能性を広げるイメージ
物流業務編集の可能性を広げるイメージ


 委託先を「価格」や「スピード」だけで選んでいませんか?


物流業務の外注を検討するとき、多くの企業がまず気にするのは


  • 配送料や倉庫費用は安いか

  • 対応エリアは自社に合っているか

  • 納品スピードは早いか

  • 稼働までの準備期間は短いか


もちろん、これらは大切な要素です。 でも実際に運用が始まると、それだけでは“まわらない”場面が必ず出てきます。


たとえば…

  • 商材や業務フローが複雑で、うまく伝わらない

  • 顧客や現場からの要望に都度対応できない

  • 担当者が変わるたびに説明が必要

  • 想定外の業務が「契約外」として跳ね返ってくる


これらの原因は、物流会社側に「業務を編集・再構成する力」がないことに起因する場合が多いのです。



そもそも「業務編集力」とは?


業務編集力とは、一言でいえば「業務の全体像を理解し、再設計・翻訳・運用できる力」です。

具体的にはこんなことを指します:

視点

できる会社

できない会社

課題の把握

「業務フローを一緒に洗い出しましょう」

「何をどう運ぶか決まってから来てください」

仕様の翻訳

商材や現場特性を理解し、対応策に落とし込む

マニュアルがなければ動けない

業務の最適化

委託業務を分割・統合し、よりよい形を提案

言われたことをそのままやるだけ

変化対応

トラブル時や仕様変更にも柔軟に対応

決まった業務外は対応不可



なぜ「編集力」が重要なのか?


物流は“動かしながら改善していく”業務です。 そのため、委託先には「丸投げでOK」ではなく、「一緒に育ててくれるパートナー」であることが求められます。


例えば以下のような場面で違いが出ます


● 新商品やサービスが増えた

→ 業務フローをどう変えるか、一緒に考えられるか


● クライアントやエンドユーザーの要望が増えてきた

→ 「それは契約外です」ではなく、「こうすれば実現できます」と言えるか


● 在庫過多や欠品、棚卸ミスなどの課題が見えてきた

→ 原因を分析して対策を提案できるか


こうした状況に対し、“編集力のある物流パートナー”なら“問題を言語化・構造化・解決”まで導いてくれます。



編集力がある会社かどうかを見極める質問例


初回相談や見積もり時に、こんな質問をしてみてください


  • 「この商材で課題になりやすいポイントはありますか?」

  • 「同じような業務で、他社ではどう改善した事例がありますか?」

  • 「うちの運用、もっと良くなる部分があれば教えてほしいです」


これに対して、しっかり意図を汲んだ回答や改善提案が返ってくるかが判断の分かれ目です。



まとめ:「業務編集力」で物流委託の価値が変わる


物流業務は、単に「物を運ぶ」だけではありません。 

どう運ぶか/どんなフローにするか/誰が関わるかによって、コスト・品質・スピードすべてが変わってきます。


だからこそ、委託先を選ぶときには「安さ」や「即対応」だけではなく、

 「業務全体を構造的に見て、共に改善できる編集力があるか」に注目することをおすすめします。



 
 
 

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